Kick4として、Yamaguchi Mini Maker Faire に参加してきました。
ということで、レポートです。全部の写真は、こちら (Yamaguchi Mini Maker Faire の写真 – Picasa)からどうぞ。
カメラを忘れてしまって(充電器は持ってきたのに…)、携帯のカメラで撮影しているので残念画質です。
まず、会場内の様子はこんな感じ。
成松さんの「光る筒」と、キット頒布(Kumaduino、USB電流計、FTDI Basic Breakoutもどき基板)。
くまモンはお子様に大人気でした。
ついにリア充になったJuJuさんの、「FLIS-UNO/e」を使った「ウェルカムボード」と、「FLIS-MATRIX」の動画デモ。ウェルカムボードのモジュール90個半田付けは心が折れかけたとか。ウェルカムボードの中のイラストは奥さんによるもの。
僕の展示、「パタパタ時計」。一昨年のMakeで1桁分作って燃え尽きてから、設計をやり直して何とか全桁揃えました。駆動用のコイル巻き、文字盤、基板、ケース加工すべて手作業です。もう作りたくない…。
展示中、ちびっ子が来て手で桁をずらししまくるので、途中で手動再設定ボタンが追加されました。
PCから赤外線LEDで時刻データと電光掲示板のビットマップデータを定期的に送っていて、それを各桁の赤外線受光モジュールで自分に必要なデータだけ拾い、文字盤をパタパタさせています。1回転させるのに必要な10個のネオジム磁石は、ダイソーの10個入りマグネットピン。
前回からの展示。温度計と電光掲示板。右側、暗くてよく見えないけど真ん中と続きで文字が流れてます。
九州工業大学 情報工学部さんの「Arduino簡易オシロスコープ」。画面上で細かい操作ができたり、FFTが使えたり、UIにPCを使っているメリットを上手く生かしている感じです。Arduinoだからサンプリングレート低いんじゃない?と思ったけど、等価サンプリングモードを持っていて、その場合1Mspsまで測定できるそう。
TETRASTYLEさんの「ケロミン」。iPadのシーケンサ(?)が繋がっていて、口の開き方で音程を変えながら歌えるというもの。お隣のブースだったので、ずっと歌声が聞こえてました。
続いて、「Tour de Tetra 2」。Zig-Beeが3ch付いていて、シーケンサの演奏パターンを変えられます。くねくね回しながら演奏するのが新しい。他にも、今は無きコンバットサウンドキットの音をスマホで再現したアプリもあり、胸が熱くなりました。
屋外展示。暑い。
屋外展示の「ピタゴラトイレットペーパー」。考えてるうちに引っ込みそう。
丸尾 龍一さんの「デコチャリ」。
GRAFOOさんの「inter small space」。
LEDやLCDディスプレイを使った動的な万華鏡。中に、本当に小さな世界があるみたいでとても綺麗だった。小さな穴からのぞき見るのもいい。
Ghz2000さんの「Universalno」。ユニバーサルエリアを広く取ったArduino。シールドにせずに、Arduino内蔵の万能基板というアプローチも面白いと思う。
ハプティック技術推進協議会さんの「SPIDER mouse」。2D版と3D版。画面に障害物があると、操作しているマウスの方も引っかかる。3Dの方は上下左右、回転もOK。
えれくら!さんの展示。「電気メッキエンブレム」「テクノ園芸」「100均商品で出来る全周囲カメラ」。意外とちゃんと見えてびっくり。カメラ本体は100円じゃないそう(ですよねー)。
「Emuduino」、ArduinoをPCだけでエミュレートしてしまおうというプロジェクトらしい。ちなみに写真の本は表紙だけ。
silicombiさんの展示。「FPGAでCDドライブガチャガチャ」
結構シュール。でも、ATAPIのコマンド発行とかしてますし。
続いて、「FPGAでmRubyを走らせてみた 」
中身はniosだそう。マイコンと比べたときのメリットは、niosの命令を拡張して最適化が図れるということだそうです。
阿蘇カラクリ研究所さ
こういうの好き。他にも、ロックな展示物が色々ありました。
ikkeiさんの「ちっちゃいーの」「アクリル板手動ダイナミック表示器」
手回しで7セグLEDのダイナミック点灯をしてしまうというもの。ダイナミック表示をうまく視覚化出来て面白い。配線を工夫することで、配線数を大幅に減らしているのも興味深いです。
情報科学芸術大学院大
レーザーカッターを使って小さい溝が掘られていて、耳をすますとノイズに混じってループサウンドが聞こえます。
薬院SOMEWAREさんの「みんなのハンガー展」
MDF版をレーザーカッターで加工して作られた個性的なハンガーたち。コントローラ付きのハンガーは動くんですが、さりげなくBダッシュにも対応しているところが心憎いです。
kurousagi_tsu さんの「スピンスタンプを使ったカートリッジ交換式ゲーム」
噂の変tプロペラマイコンを使ったデモ。ファミコンカートリッジにEEPROMが仕込まれていて、それでゲームを切り替える。お子様に大人気でした。
それから、「mbed(FRDM-KL25Z)で作るシンセサイザー」
静電センサで指のタッチをX-Y方向に検出して演奏できるシンセサイザー。残念ながら、当日の完成が間に合わなかったとのこと。
乙女電芸部さんの「ふるえる寿司」
触るとびくびく震える。あと、(自分で)回る寿司が素敵すぎた。(→動画)
他にも、色々展示があったのですが、自分のブースに居ることが多くて回りきれませんでした。
今回初めての九州(山口)開催と言うことでしたが、大型プロジェクターでイベント案内やTwitterのタイムラインを流したり、観光のPRをしたりと地方開催ならではの工夫があり、今まで参加した東京とはまた違った魅力がありました。
出展者は、技術系よりも手芸やアート系が多く、来場者は、近隣から親子連れで遊びに来てるような感じの方が多い印象。
そういうわけで、あっと言う間の2日間でした。また参加したいなぁ。