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2010/02/11

_ Rev.C4のBeagleboardでUSB機器を認識しなくなった件

先週は、BeagleboardにAndroidを入れようと悪戦苦闘してました。そうこうしている最中に、USB HOSTにUSB機器を挿しても認識しなくなってしまって、どちらかと言えばそっちに悪戦苦闘してしまったんですが、何とか解決したので同じような症状になった人のためにここに書いておきます。

認識しなくなった原因は、USB3322(USB HOSTインタフェース)のVDD1.8に1.8Vが掛からなくなったためらしい。VDD1.8はTPS65950(パワーマネジメントIC)のVAUX2にフェライトビーズ(R67)経由でつながってました。購入1週間目にして壊したのか…!!

Hardware Overview and Resources」の「BeagleBoard System Reference Manual」によると、

In order to interface to the OMAP3530, the device must be used in the 60MHz clock mode. This is done by tying the CLKOUT signal on the USB PHY to VIO_1V8. On Rev C4, a zero ohm series resistor was added. This is not required, but was added as a “just in case” option if the CLKOUT signal was a source of noise in the PHY. It was proven not to be the case. The clock for the PHY is derived from the 60MHz signal generated by the OMAP3530. All of the signals and their functions align with the descriptions found in the OMAP3530 interface section.

The USB3322 device requires two voltages, the VIO_1V8 rail to power the I/O rails and the VBAT, which needs to be between 3.1V and 5.1V, to power the rest of the device. On the board the VBAT is a regulated 4.2V DC. The 3.3V rail for the device is generated internally and requires a filter and bypass cap to be connected externally. Unlike the Rev C3 version, the Rev C4 version derives its 1.8V from the VAUX2 rail supplied by the TPS65950 PMIC. It also uses a ferrite bead, R67, to provide additional filtering for noise.

This is the fix for the EHCI noise issue. There is an option to connect the 1.8V rail to the VIO_1V8 rail, but that has not been populated in the Rev C4 design.

Rev.C3までは、VDD1.8へはR68経由で同ICのVIO_1V8につながっていたけど、EHCIのノイズ問題(?)を回避するためにRev.C4からVAUX2へ接続するようになったらしい。(多分…)

回路図ではR67、R68両方とも繋がってますが、実際はR68のみ実装でR67は未実装。応急処置で、R67を外してR68を半田ブリッジでショート。(ほんとはR67を付けたかったけど、どこかに飛んでいった)

これで無事、USB機器を認識するようになりました。よかった…。

回路図

後日、Webで調べ物をしていたら似たような症状の人を発見。あ・・・あいきゃんとすぴーくいんぐりっs・・・。

USB problem on C4?

どうも、原因はファームウェアの問題で、最新のUBoot(もしかすると他のファイルも?)を使わないとVAUX2から1.8Vが供給されないらしい。

確かに、Beagleboardに最初から入ってたファームは、今使ってるものより新しかったなぁ。これ↓が、Beagleboardに最初から入ってたやつ。これに戻せば動くのかも。

Texas Instruments X-Loader 1.4.2 (Feb 19 2009 - 12:01:24)

Loading u-boot.bin from nand

U-Boot 2009.11-rc1-00601-g3aa4b51 (Jan 05 2010 - 20:56:38)

とりあえずファームを入れ替えるのは面倒なので、さっきやった改造でしのごうと思います。

今のところ、Androidのビルド済みイメージが起動するまで。ネットワークにつながらないので全然面白くないです。

Androidが起動したところ

それはそうと、秋月で売られている「STM8S-Discovery」が750円と激安過ぎてステキです。

STM8の評価ボードだけど、JTAG書き込み用にSTM32F103C8が載ってるらしい。すごすぎる…。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ 後輩M (2010/02/13 00:48)

いや、英語の文章とか貼られても困るし、意味がわからんし。訳してから載せてよ!

_ TOMO (2010/02/15 23:22)

下に2行くらい要約書いてるじゃん。合ってるか分からんけど。 <br>ていうかカナダに住んでるなら君が訳してよ!